NISAを始めた妻が『これからは投資の時代』と言うが、親に言われたとおり現金で貯金がいいですよね?

AI要約

Aさんは両親との意見の違いに悩みながら、貯金と投資の違いについて考えています。

預貯金は安全性が高いが、物価上昇に弱いという弱点があり、資産価値が実質的に減少する可能性がある。

投資のメリットは高い収益が見込める点であり、元本割れを防ぐためには分散投資、積立投資、少額投資などが重要である。

NISAを始めた妻が『これからは投資の時代』と言うが、親に言われたとおり現金で貯金がいいですよね?

Aさんは両親と仲が良く、さまざまなアドバイスを受けています。「投資なんて損をするばかり。現金で貯金したほうがいい」という助言を信じて、これまで貯金をしてきました。しかし結婚後、妻が「これからは投資の時代」と言ってつみたてNISAの口座を開設。Aさんは「投資は損をするのに……」と不安でたまらないそうです。

本記事では、貯金と投資の違いと、つみたてNISAを活用した資産形成についてお伝えします。

預貯金は元本が保証されているため、安全性の高い資産だと考えられています。しかし、リスクがまったくないわけではありません。預貯金の弱点のひとつに「物価上昇に弱い」という点があります。

2024年7月現在の普通預金の利率は0.02%程度です。一方、原材料価格の上昇や円安により物価上昇が続き、2023年度の消費者物価指数は前年度より2.8%上昇しています。

これは、昨年1万円で買えたものが1万280円に値上がりしているのに、預金していた1万円には1円しか金利がついていない状態。元本割れしているわけではありませんが、実際には資産価値が目減りしてしまっています。物価が上昇していく状況下で資産を増やすには、預貯金だけでは難しいといえるでしょう。

投資は預貯金よりも高い収益が見込める点が大きなメリットです。しかし投資はちょっと怖い、と感じている人もいると思います。投資が怖いと感じる大きな理由は、元本保証がないことでしょう。また、取引に手数料がかかる点や、商品を自分で選択しなければならないという点も挙げられる。

元本割れを防ぐためのポイントは、分散投資、積立投資、少額投資です。分散投資で分散させるものは、投資対象となる資産、投資対象となる国や地域、購入時期の3つです。そして、購入時期を分散させるのに有効な方法が積立投資です。

また、投資というとまとまった資金でするものというイメージがあるかもしれませんが、初めて投資をする場合には少額から始めるのもポイントです。