為替市場の急騰に神田財務官「介入があったかは何もコメントしない」

AI要約

昨夜、為替市場で急速に円高が進み、財務省の神田財務官は介入についてコメントを避けた。

円高の背景には日米金利差の縮小や投機が関与しており、市場の過度な変動に懸念を示した。

市場の安定を強調しつつ、適切な対応を取るとの立場を示した神田財務官のコメント。

為替市場の急騰に神田財務官「介入があったかは何もコメントしない」

 昨夜、為替市場で急速に円高が進んだことについて、財務省の神田財務官は「介入があったかは何もコメントしない」としました。

「無秩序な動きに対しては適切な対応を取るという考え方に変わりはございませんけれども、昨日どうしたかについては私は答えることはいたしません」(財務省・神田真人財務官)

 外国為替市場では昨夜、約4円円高が進んで一時157円台をつけるなど、円が急騰しました。

 神田財務官は最近の値動きについて、日米の金利差が縮小しているにもかかわらず円安が進んでいたとして、「投機と考えるのが自然だ」と指摘しました。そのうえで、「投機による過度な変動が輸入物価を大きく押し上げて国民生活に悪影響があったらそれは由々しいことだ」と改めて市場をけん制しました。(ANNニュース)