ニコン、品川区西大井の新本社を稼働開始…光学通りに面した“ゆかりの地”で

AI要約

ニコン株式会社が本社を移転し、新本社屋が竣工したことを発表。社員への親しみのある場所に移転し、光学関連の部門を集約する。

新本社屋はエコフレンドリーであり、環境配慮型のオフィスビルとして認証を受けている。省エネ機能や働きやすい環境が整えられている。

Activity Based Working(ABW)の考え方に基づき、社員が自律的に働く場所を選択できるような環境が整備されている。

ニコン、品川区西大井の新本社を稼働開始…光学通りに面した“ゆかりの地”で

株式会社ニコンは、本社を東京都品川区西大井に移転し、7月29日(月)から稼働を開始すると発表した。本社移転計画は2021年11月に公表しており、2022年7月に着工。2024年5月に新本社屋が竣工している。

新社屋の建設地は大井製作所の敷地内空地で、ニコンが100年以上にわたって拠点を構えてきた“ゆかりの地”。ニコンの旧社名「日本光学工業株式会社」にちなみ、社員の通勤路として親しまれた「光学通り」に面した場所となっている。

施設の名称は「株式会社ニコン 本社/イノベーションセンター」。約1万8,000㎡の敷地に、地上6階建(延床面積約4万2,000㎡)のオフィスビルを構える。コーポレート部門、各事業ユニットの企画および先進R&D関連部門を集約して、開発機能の強化や事業間シナジーの創出を図るという。

社屋の外装には日射遮蔽効果に優れたデザインを採用し、空調用エネルギーを抑制。自然光の室内への導入や自然換気を促す機能も有した構造としている。

快適な室内環境を実現しながらエネルギー消費量の削減を実現している建物を評価する「ZEB Ready」の認証を受けたほか、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」の最高ランクとなる6つ星を取得。太陽光発電による創エネルギーにも取り組む「環境配慮型オフィスビル」を実現したという。

社内には大階段やダイニング、屋外のテラスなど、デスク以外でも勤務できる環境を整えた。Activity Based Working(ABW)の考え方に基づき、働く場所を社員一人ひとりが自律的に選択できるように工夫を凝らしているという。