ドイツ倒産件数、上半期は前年比41%増 予想大幅に上回る=独紙

AI要約

今年上半期、ドイツの中・大企業の倒産件数が前年比41%増の162社に達し、インフレや需要減退が要因だと報告されている。

特に不動産、自動車部品、機械エンジニアリング部門が影響を受けており、負債総額は10億ユーロに達している。

倒産が相次いでいる理由としては、パンデミックの余波、インフレ、原材料コスト上昇、需要減退などが挙げられており、今後も増加が見込まれていると予想されている。

[ベルリン 9日 ロイター] - 独紙ハンデルスブラットによると、今年上半期に倒産したドイツの中・大企業は162社で、前年同期比41%増加した。インフレ、コスト高、需要減退が要因。

コンサルタント会社ファルケンシュテークの分析では、負債総額は1000万ユーロ(1083万ドル)。

同紙によると、年初時点でのアナリスト予想の30%増を大幅に上回る数字となった。

不動産、自動車部品、機械エンジニアリング部門が特に影響を受けている。

倒産が相次いでいる理由としては、パンデミックの余波、インフレ、エネルギー・原材料コストの上昇、需要の減退が挙げられている。世界的な危機、景気見通しの悪さや高金利によって不振企業のリストラや投資がますます魅力を失っているという。

今年上半期に債務超過に陥ったドイツの中堅・大企業の数は、インフレ、コスト上昇、需要減退を理由に、前年同期比で41%増加した。

2024年上半期、売上高1000万ユーロ(1083万ドル)以上の162社が破産を申請したと、ハンデルスブラットは再建コンサルタントのファルケンシュテッグに依頼した分析を引用して報じた。

ハンデルスブラットによると、この数字は年初に再建アナリストが予想していた30%増を大幅に上回るものだという。

不動産会社、自動車部品メーカー、機械エンジニアリング会社などが特に影響を受けているという。

倒産が相次いでいる理由としては、パンデミックの後遺症、インフレ、エネルギー・原材料コストの上昇、需要の減退が挙げられており、世界的な危機、経済見通しの悪さ、高金利によって、リストラや経営不振企業への投資がますます魅力的でなくなっている。

ドイツのDIHK商工会議所は5月、熟練労働者の不足などの構造的問題がヨーロッパ最大の経済に影響を与え続けているため、倒産件数は増加の一途をたどると予想していると述べた。

連邦統計局のデータによると、2023年に企業が申請した倒産件数は前年比22.1%増の1万7814社だった。

(1ドル=0.9236ユーロ)