「カルピス」は常に時代の最先端を走るブランド 7月7日に約500台のドローンで天の川や「カルピス」ピースボトルを表現

AI要約

アサヒ飲料は、「カルピス」のブランド価値を高めるために、新しい取り組みを行っている。

ドローンショーなどの斬新なイベントを通じて、SNSや店頭での体験を重視している。

「カルピス」の日を盛り上げるため、試飲活動やプロモーションを全国規模で展開している。

「カルピス」は常に時代の最先端を走るブランド 7月7日に約500台のドローンで天の川や「カルピス」ピースボトルを表現

 アサヒ飲料は、「カルピス」を常に時代の最先端を走るブランドと位置付け、「カルピス」が持つおいしさ・滋養・安心感・経済的の4つの基本価値の伝え方に磨きをかける。

 7月6日、「カルピス」の日のイベント会場の一つであるイオンモール幕張新都心店(千葉県千葉市)で取材に応じたアサヒ飲料の米女太一社長は「歴史があるだけでなく、今の時代として最先端のものを届けていくのが100年ブランドの本当の意味。コロナ禍を経た今の時代に、改めて『カルピス』の4つの基本価値を実現していく」と語る。

 時代の新しい風を取り入れる試みとしては、同社初となるドローンショー「カルピス水玉ドローンショー」を7月7日に開催した。

 「カルピス」の水玉模様が天の川を表していることにちなみ、約500台のドローンで天の川や「カルピス」ピースボトルを表現。ショーの様子はYouTubeでもライブ配信され、「カルピス」の日を盛り上げた。

 ドローンショーのような施策によって、記憶に残る体験づくりを行いながらSNSでの発信などデジタルのコミュニケーションに積極的に取り組む。

 「自分が体感したこと、特に若いころに体験したことはずっと記憶に残り、“あの時に飲んだ飲料が美味しかった”ともう一度飲むきっかけになる」と確信する。

 今後もSNSを活用したデジタルの施策を行う。

 体験の場としては、店頭での施策にも注力。

 「カルピス」の日を広めるための店頭での試飲サンプリングは、2009年からスタートしのべ500万人以上が「カルピス」を試飲した。

 今年は7月6日と7日の週末に、全国のスーパーなど約1500店舗で試飲活動を実施。約1000人の社員が参加した。

 6日、イオンモール幕張新都心店では、米女社長も自ら店頭でPRを行った。

 米女社長は「お客様に“こんなに素敵な商品なんだ”と自ら伝えるとともに、社員や流通の方にもプライオリティの高いイベントだと思っていただきたい。『カルピス』が発明されて世の中に初めて届けられた日に思いをはせて、改めて『カルピス』を味わっていただきたい」と述べる。

 幕張新都心店でのイベントでは、様々なフレーバーの「カルピス」の試飲や「カルピス」バルーンの配布のほか、オリジナルグッズなどが当たるくじ引きを実施。猛暑も後押しして、試飲に列ができる盛況ぶりとなった。