アマゾンに買収されてから7年… ホールフーズは本当に安くなったのか、実際に比較してみた(海外)

AI要約

ホールフーズはアマゾンによる値下げ策で高価なイメージを改善し、自社ブランド商品も増やしている。

共同創業者ジョン・マッキー氏はアマゾンのジェフ・ベゾス氏を称賛し、値下げ戦略を長期的な競争力向上に結び付けている。

筆者はホールフーズと他の食料品店で価格比較を行い、手頃な価格と品揃えの改善を確認した。

アマゾンに買収されてから7年… ホールフーズは本当に安くなったのか、実際に比較してみた(海外)

ホールフーズ(Whole Foods)の共同創業者ジョン・マッキー(John Mackey)氏は、ホールフーズはもうそれほど高くないと語った。

ここ数年のホールフーズの変化は、アマゾンとジェフ・ベゾス氏のおかげだとマッキー氏は話している。

筆者はホールフーズと他の食料品店で実際に買い物をして、比較してみた。

ホールフーズは長きにわたり、"食料品を買うには高い店"として知られてきた。

共同創業者のジョン・マッキー氏によると、もうそんなことはない。

アマゾンが2017年に買収して以来、同社は複数回にわたって値下げをしてきた。

これはホールフーズの"高価なイメージ"を狙ったようだ ── かつては「ホール・ペイチェック(whole paycheck:給料全部)」というニックネームが付けられていたほどだ。

「アマゾンが4回、価格を下げさせてくれた」とマッキー氏は6月、Fortuneのインタビューで語った。

「もはや『ホール・ペイチェック』という話はほとんど聞かなくなった。これはアマゾンのおかげだ」

マッキー氏は、"値下げ"はアマゾンのCEOだったジェフ・ベゾス氏の功績だと話した。ベゾス氏のことを「天才」と呼び、ホールフーズの競争力を高める長期的な戦略を自分は信じたと語った。

買収から7年が経ち、買い物客はホールフーズが自らを"お財布にやさしい店"に見せようとしている証拠を見つけることができる。店に入ると、値引き商品を示す黄色いタグや「セール」のサインをあちこちで見かける。

そして、ホールフーズは今年、牡蠣やロティサリーチキンなど、さらに多くの商品を値下げしたとCEOのジェイソン・ブエッチェル(Jason Buechel)氏はFortuneに語っている。

ホールフーズは本当にもう"高く"ないのか、筆者はワシントンD.C.郊外のバージニア州フェアファックスにホールフーズを訪れた。

その後、近くにあるセーフウェイ(Safeway) ── アルバートソンズ(Albertsons)が保有する食料品店 ── と価格を比べてみた。

買い物にはいくつかの条件をつけた。価格の"手頃さ"に注目したので、商品を選ぶ時は主に自社ブランドの商品を探した。また、両方の店で割引を受けるために、ポイント・プログラムを利用した。

牛乳といったよく購入される食料品の価格を比較しつつ、インゲンを添えたスパゲッティの材料を買うことにした。

その結果を紹介しよう。