やられた…百戦錬磨の不動産会社社長が、タイの不動産売買でトラブルに巻き込まれた「まさかの顛末」

AI要約

バンコクでの投資や不動産に関する情報を紹介。バンコクの投資メリットのあるエリアや物件の特徴、おすすめの住む場所などについて永松社長の経験談も交えて解説。

日本人に人気のバンコクのエリアや家賃相場、日本人家庭に適した環境などについて詳しく紹介。

スクンビット通り周辺が特に日本人に人気で、日本の食材や文化に触れることができる環境が整っている。

やられた…百戦錬磨の不動産会社社長が、タイの不動産売買でトラブルに巻き込まれた「まさかの顛末」

タイの首都バンコクは、日本人にも住みやすいことから、リタイアした富裕層やフリーランスの居住者が増えています。今回は、日本・タイ・カンボジアの3カ国で不動産会社を経営する富士リアルティの永松秀行社長の経験談を交えつつ、バンコクの投資メリットのあるエリアや物件の特徴、投資にまつわる注意点を見ていきます。※本記事は、OWL Investmentsのマネージング・ディレクターの小峰孝史弁護士が監修、OWL Investmentsが執筆・編集したものです。

小峰:永松社長は日本・タイ・カンボジアの3カ国で不動産会社を経営し、それぞれの現地事情に精通されていますが、日本人がバンコクに移住する場合のお勧めのエリアを教えてください。

永松:お子さんと一緒でないなら、バンコクの伝統的な中心街のシーロム通り周辺がお勧めです。ここは、東京で言えば丸の内周辺に該当します。大歓楽街のパッポンや、日本人向け歓楽街のタニヤがありますから、丸の内に銀座と歌舞伎町が隣接しているイメージでしょうか。ビジネスにも利便性が高く、プライベートも楽しめるでしょう。

小峰:賃料はの目安はどれぐらいですか?

永松:30平米くらいの1ベッドルームの部屋で2万5,000~3万バーツ(約10万円~12万円)程度です。

小峰:中心地なのにお手頃価格ですね! 永松さんもこのエリアに家を借りているのですか?

永松:以前はシーロム通り周辺をバンコクの拠点にしていました。しかし最近は、スクンビット通り周辺で人と会うことが増えてきたため、スクンビット通り周辺のコンドミニアムを借りています。日本人にとっては、スクンビット通り周辺のほうも便利になってきています。

小峰:スクンビット通り周辺について教えてください。

永松: BTS(高架鉄道)の駅でいうと、アソーク駅から、プロンポン駅、トンロー駅、エカマイ駅という4つの駅の周辺が一番人気です。弊社もアソーク駅の近くに事務所を構えていますし、私もコンドミニアムを借りています。私のコンドミニアムは、約30平米で3万5,000バーツ(約14万円)です。

出所:タイ国政府観光庁、タイ観光案内サイト 「バンコク路線図」 より、一部編集部が加工

※ 赤い線で囲ってある場所がE4からE9でスクンビット通り周辺の日本人の多いエリア(クリックで拡大版が表示されます)

小峰:このエリアが日本人に人気な理由はなんでしょう?

永松:日本人学校のスクールバスが廻るのが、基本的にこのエリアなのです。そのため、お子さんのいる日本人家庭が暮らすようになり、塾やその他の習い事ができる教室も集まってきました。さらに、日本の食材を扱うスーパーマーケット、日系のレストラン、居酒屋、日本語の通じる病院もあります。日本式スーパー銭湯まであります。もちろん、タイ料理屋なども揃っています。

小峰:それはいいですね! 家賃の手ごろな物件はありますか?

永松:BTS(高架電車)の駅で、エカマイ駅の先のプラカノン駅、オンヌット駅の周辺もいいでしょう。この辺りは、BTS(高架電車)で中心地まで行きやすい割には、家賃も手ごろです。駅からの距離や築年によりますが、約30平米で2万バーツ(約8万円)前後です。