NY円反発、161円台前半 米長期金利低下受け

AI要約

ニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の低下により円相場が上昇し、1ドル=161円台前半に。米サービス業の景況指数が市場予想を下回り、円買い・ドル売りの流れが強まった。

対ユーロでは、一時的に1ユーロ=174円台半ば近くまで下落したが、後にやや円が買い戻された。現在は174円20~30銭となっている。

朝方の相場は海外市場の動向に左右され、円売り・ドル買いが先行していたが、後半は米経済指標の影響を受けて逆転した。

 【ニューヨーク時事】3日午前のニューヨーク外国為替市場では、弱めの経済指標を受けて米長期金利が低下したことで朝方の円安・ドル高地合いから一転し、円相場は1ドル=161円台前半に上昇している。

 午前10時10分現在は161円10~20銭と、前日午後5時比33銭の円高・ドル安。

 朝方の相場は海外市場の流れを引き継ぎ、円売り・ドル買いが先行していた。ただ、その後に発表された米サービス業の景況指数が市場予想を下回って大幅に悪化。米長期金利が低下する中、円買い・ドル売りの流れが強まり、一時160円76銭付近まで上昇した。

 対ユーロでは一時1ユーロ=174円台半ば近くまで下落し、最安値を更新したが、その後はやや円が買い戻された。午前10時10分現在は174円20~30銭と、75銭の円安・ユーロ高。