とうもろこし“美味しい”保存法 常温?冷蔵?冷凍? ポイントは“皮”

AI要約

とうもろこしの保存方法として、皮を残したまま冷凍することが最もおすすめされている。皮がラップの代わりとなり、乾燥から実を守ることができ、3カ月程度保存可能。

皮を残したとうもろこしはゆでる際にも便利で、実が縮まずふっくらとした食感に仕上がる。甘みも逃げにくく、よりおいしく食べることができる。

この保存法を活用すれば、とうもろこしのシーズン終盤に保存しておけば、冬までおいしく楽しめる。

とうもろこし“美味しい”保存法 常温?冷蔵?冷凍? ポイントは“皮”

 今が旬のとうもろこしが“おいしくなる”保存方法を教えてもらいました。ポイントは“皮”です。

 ふっくらした食感に甘みがたまらない、今が旬のとうもろこしですが、おいしく保存できるベストな場所は常温?冷蔵?それとも冷凍?

 実は、ポイントは“皮”なのですが、どこだと思いますか?

冷凍だと思う(60代)

「冷凍?うまさを逃がさない」

冷蔵だと思う(60代)

「食べるものは全部、冷蔵庫に入れるのかな。夏場だし」

常温だと思う(40代)

「常温。冷凍庫だと乾燥しそう」

 ベストな場所は常温?冷蔵?それとも冷凍?“皮”がポイントとは、どういうことなのでしょうか?

 農林水産省の広報誌を監修する料理研究家で食品保存アドバイザーの島本美由紀さんに教えてもらいました。

島本さん

「薄皮がラップの代わりもしてくれているので。ちゃんと保存すれば、とうもろこしは3カ月持ちます」

 とうもろこしをおいしく保存するためのポイントは皮。すると、ベストな場所は常温?冷蔵?それとも冷凍?

島本さん

「とうもろこしは収穫後どんどん栄養素が落ちてきてしまう野菜なので、購入したら冷蔵室で保存ではなく、冷凍するのがおすすめです」

 とうもろこしを最もおいしく保存するには、冷凍するのがおすすめですが、なぜ“皮”が重要なのでしょうか?

島本さん

「薄皮だけの状態にしてから、その上からラップをして、冷凍用の保存袋に入れてもらうと、冷凍室は乾燥しているので、(皮が)ラップだけだと守り切れない冷気や乾燥から実を守ってくれる。3カ月くらい持ちます」

 冷凍室での保存の敵は乾燥です。そこで重要なのが、とうもろこしの皮を残すことなのです。

 さらに皮を残すと、こんなメリットがあるそうです。

島本さん

「ラップをはがして、この状態で熱湯でゆでてください。その方が実が縮まらず、ふっくらゆであがります。さらに甘みも逃げにくいので、いつもよりおいしいゆでとうもろこしになる」

街の人(60代)

「あーそうですか。それは、とても役立つ情報をもらいました」

 この保存法なら3カ月持つので、とうもろこしのシーズン終盤9月ごろに保存すれば、冬までおいしく楽しめるということです。