百貨店売上高、全社増収 6月、高額品が堅調
三大百貨店が6月の売上高で前年同月比で増収を記録。高額品や夏物アイテムが好調であった。
大丸松坂屋百貨店、三越伊勢丹HD、高島屋ともに訪日客の購入額が大幅に拡大した。
海外高級ブランドに加え、日傘やサングラスなどが人気アイテムとなり、売り上げを牽引。
三越伊勢丹ホールディングス(HD)など大手百貨店3社が1日発表した6月の既存店売上高(速報)は、全社が前年同月比で増収となった。
海外高級ブランドのバッグや宝飾品など高額品の売れ行きが好調を維持。気温の上昇に伴い、日傘やサングラスなど夏物アイテムも人気だった。
伸び率は、大丸松坂屋百貨店が19.8%、三越伊勢丹HDが19.0%、高島屋が17.1%。訪日客の購入額を示す免税売上高は、三越伊勢丹HDが約2.5倍、大丸松坂屋が約2.4倍、高島屋が約2.2倍と、各社とも大幅に拡大した。