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仏下院選の第1回投票始まる、正午時点で投票率は記録的な高水準
フランスの国民議会選挙第1回投票は、過去最高の投票率を記録しており、極右政党や左派連合が躍進している。
投票率の高さが決選投票結果に大きな影響を与える可能性があり、候補者の支持固めや一部勢力の撤退も考慮されている。
7月7日の決選投票での展開が注目されている。
(ブルームバーグ): フランスで30日に始まった国民議会(下院)選挙の第1回投票は、投票率が今世紀に入って最も高い水準を記録する勢いとなっている。
仏内務省の発表によると、現地時間正午の時点で、登録有権者の25.9%が投票を済ませた。2年前に実施された選挙では、同時期の投票率は18.43%だった。
直近の世論調査によると、マリーヌ・ルペン氏が事実上率いる極右政党「国民連合(RN)」が最大議席を獲得する見通し。その後を社会党と共産党、緑の党、極左の「不屈のフランス」から成る左派連合「新人民戦線」が続いており、マクロン氏率いる中道グループは3位となっている。
投票率が高ければ、3勢力の候補者すべてが7月7日の決選投票に進むだけの十分な票を獲得する可能性が高まるため、最終結果に著しい影響を与え得る。 その場合、RNに勝てる見込みの大きい候補者に対して支持を固めるため、1勢力が退くといった展開も選択肢として浮上するかもしれない。
原題:French Voter Turnout Soars in First Round of Snap Election(抜粋)
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