電車通勤ですが、正直にいうと自転車通勤でも大丈夫な距離です。「交通費」をもらいながら自転車通勤するのはダメでしょうか?

AI要約
職場から受け取る交通費の適切な使用方法について注意が必要交通費は交通目的にのみ使用すべきで、不正使用は懲戒処分の可能性ありプライベートで定期券を使用することは問題ない
電車通勤ですが、正直にいうと自転車通勤でも大丈夫な距離です。「交通費」をもらいながら自転車通勤するのはダメでしょうか?

職場から受け取る交通費は、定期代やガソリン代などに充当する必要があります。

「自転車で通えるから、ほかのものを買うのにもらった交通費を使おう」と考えてそのまま受け取ると、不正受給とみなされ、懲戒処分になる可能性もあるでしょう。

今回は、会社から定期代を受け取っているにもかかわらず、使用しなかった場合の注意点を紹介します。

厚生労働省「通勤手当」によると、通勤手当(交通費)は30人以上の企業で91.6%支給されているようです(平成22年時点)。

今や多くの方が受け取っているであろう交通費ですが、会社から交通費としてお金を受け取っているにもかかわらず、ほかの用途で使用してしまうと、最悪の場合は懲戒処分に発展する可能性もあるので注意が必要です。

会社はあくまでも「交通費」としてお金を支給しているのであって、他のことに使用するために渡しているわけではありません。正しい用途で使用されなければ、会社は不利益を被ります。もしも自転車で通勤できるのであれば、会社にその旨を伝え、交通費を辞退したり上長の指示を仰いだりする必要があります。

◆プライベートで定期券を使うのは問題ない

交通費に関してよくある疑問が「定期券をプライベートでも使っていいのか」ということです。会社と自宅までの定期券を持っている場合、休日にプライベートで電車を利用するときに定期を使うと問題になるのではないか、と考える人もいるでしょう。

しかし、私的に定期券を使うケースは大きな問題になりません。実際に定期券を使用して通勤している事実があるため、会社が特段の不利益を被るわけではないからです。

また、定期券には、一度購入すると期間内であれば何度乗っても金額が一定という性質があります。そのため、「仕事のために定期券を購入すること」が成立し、かつ会社に損害を与えていないことから問題ないといえるでしょう。

ただし、お金を受け取ったにもかかわらず定期券を購入しない場合には問題になります。