成田空港会社、7月から組織改編 「施設部」「工事室」新設 大規模工事の円滑推進狙い

AI要約

成田国際空港会社(NAA)は組織改編を行い、大規模工事を円滑に進めるための体制を整える。施設部の統合や新設される工事室、計画部に設けられるイノベーション推進グループなど、空港全体の価値向上を目指した施策が示されている。

工事室やイノベーション推進グループの設置により、空港の施設管理や技術革新に注力する体制が整備される。また、安全推進グループの設立を通じて、安全管理面における人材育成や基本方針策定が強化される。

成田空港は今後の発展を見据え、組織の柔軟性と効率性を高めながら、安全性やサービスの向上を図る取り組みを行っている。

成田空港会社、7月から組織改編 「施設部」「工事室」新設 大規模工事の円滑推進狙い

成田空港(千葉県)を運営する成田国際空港会社(NAA)は7月から組織を改編する。今後、3本目の滑走路建設など増加する大規模工事を円滑に進めるのが狙いだ。

空港運用部門にある滑走路保全部と施設保全部を「施設部」(98人)に統合する。大規模工事の施工・管理を効果的に行うため、整備部に「工事室」を新設し、15人を配置する。

一方、経営企画部門では空港計画部に「イノベーション推進グループ」を設ける。産官学の連携や利害関係者(ステークホルダー)との協業を推進し、最先端の技術を取り入れ、空港全体の価値向上につなげる。

総合安全推進部には「安全推進グループ」(9人)を設ける。安全管理面の計画や基本方針を策定し、安全管理に明るい人材を育成する。