ベントレーが新世代の「コンチネンタルGT」を世界初公開 クーペ「GTスピード」とオープントップモデル「GTCスピード」を同時発表

AI要約

英ベントレーモーターズは2024年6月25日、新型「ベントレー・コンチネンタルGTスピード」および「コンチネンタルGTCスピード」を発表。

最大出力782PSのプラグインハイブリッドパワートレインや先進のシャシー技術を搭載。

外観デザインにも変化が加えられ、内装には豪華な装備も充実。

新型コンチネンタルGTスピードは0-100km/h加速3.2秒、最高速335km/hを誇る一方、環境性能も高くCO2排出量29g/kmという数字を達成。

オプションも豊富で前席のリラクゼーションを重視した「ウェルネスシート」も選択可能。

また、新世代のコンチネンタルGTにはコンバーチブルモデルのコンチネンタルGTCスピードも同時にラインナップされ、最高速285km/hのパフォーマンスを提供。

モダンなデザインと最新のテクノロジーを融合した、ベントレーの最新作となっている。

ベントレーが新世代の「コンチネンタルGT」を世界初公開 クーペ「GTスピード」とオープントップモデル「GTCスピード」を同時発表

英ベントレーモーターズは2024年6月25日(現地時間)、新型「ベントレー・コンチネンタルGTスピード」および「コンチネンタルGTCスピード」を発表した。

かねて予告されていた第4世代のベントレー・コンチネンタルGTがデビュー。新型コンチネンタルGTスピードとして世界初公開された。この最新世代においては、従来のイメージを受け継ぎながら、第3世代モデル(現行型)のコンポーネントの68%を一新したという。

その最大の目玉となるのは、「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」と呼ばれる新開発のプラグインハイブリッドパワートレインである。ベースとなるのは最高出力600PSの4リッターV8ツインターボエンジンで、同190PSのモーターを組み合わせることにより、システム最高出力は782PS、同最大トルク1000N・mを発生する。

トランスミッションは8段AT(DCT)で、そのハウジング内に前述のモーターを内蔵。エレクトロニックリミテッドスリップデファレンシャル(eLSD)を介して4輪を駆動する。

新パワートレインのパフォーマンスに合わせ、シャシーも一新されている。足まわりは新設計の2チャンバーエアスプリングとデュアルバルブダンパーで構成。ベントレーダイナミックライド(48V電動アクティブアンチロールコントロール)やトルクベクタリングシステム、4輪操舵システム、「ベントレーダイナミックライド」(アクティブアンチロールシステム)なども搭載されている。

また新型では、容量25.9kWhのバッテリーをリアアクスル後方にレイアウトするなどして、コンチネンタルGTとしては初めて、49対51というリア寄りの重量配分を実現。これにより驚異的なボディーコントロールとシリーズ最高の乗り心地が体感できるアピールされる。

新型コンチネンタルGTスピードが0-100km/h加速に要する時間は3.2秒で、最高速は公称335km/h。その一方で、一充電あたり81kmのEV走行(EUドライブサイクル)を可能とし、WLTPモードでCO2排出量29g/kmという環境性能を実現している。

外観についてはフロントデザインの変化が最大のトピックだ。コンチネンタルGT史上初となるシングルヘッドランプには眉のような水平ラインが添えられ、上部にはクリスタルカットガラスをモチーフにした意匠が施される。

さらにバンパーやテールランプ、トランクリッド、テールパイプなど、車両後部のデザインも刷新。トランクリッドそのものがリアダウンフォースを発生させるため、展開式リアスポイラーなどは不要とされる。

インテリアは、モダンファッションデザインからインスピレーションを得たというシートとドアのキルトパターンや、フェードアウトしていくパーフォレーション、新デザインのキルト刺しゅうなどが特徴。新たなオプションである「ウェルネスシート」を選択すると、前席に備わる「ポスチュラルアジャスト」と「オートクライメイト」により、至高のリラクゼーションが味わえるようになるとうたわれる。

そのほか、標準装備のオーディオシステム(出力650W/10スピーカー)に加えて、Bang & Olufsen(同1500W/16スピーカー)やNaim for Bentley(同2200W/18スピーカー)といったプレミアムなオプションも用意。Apple CarPlayやAndroid Autoに対応するほか、OTAアップデート機能が備わり、携帯端末を介したリモート操作(充電の監視・操作、駐車および出庫、エアコンディショニングなど)が可能になるなど、現代的な機能も充実している。

新世代のコンチネンタルGTについては、クーペのコンチネンタルGTスピードに加えて、そのオープントップバージョンであるコンチネンタルGTCスピードも同時にラインナップされる。同モデルのルーフはファブリック製で、48km/h以下であれば走行中も展開可能(所要時間は19秒)。動力性能については、0-100km/h加速が3.4秒、最高速度は285km/h(電子制御により制限)と公表されている。

(webCG)