元検事正の取締役選任撤回 逮捕受け総会議案から削除 NCHD

AI要約

ベルトコンベヤー大手のNCホールディングス(HD)は、北川健太郎元大阪地検検事正の逮捕を受け、取締役に選任する案を撤回したことを発表した。

北川容疑者は社外取締役に就任していたが、逮捕を受け再任の提案を撤回。関係するすべての方々にお詫びのコメントを発表した。

一方、監査役を務めるロイヤルホテルは北川容疑者の再任を決定。事実関係を確認した上で対処を行うことを明言している。

 ベルトコンベヤー大手のNCホールディングス(HD)は26日、定時株主総会の議案から、準強制性交容疑で逮捕された北川健太郎元大阪地検検事正を取締役に選任する案を撤回すると発表した。

 総会は27日に開催する。

 北川容疑者は2021年11月、監査等委員を務める社外取締役に就任。任期満了で会社が再任を提案する予定だった。同社は逮捕を受け、「誠に遺憾で、関係するすべての方々に多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことをおわびする」とのコメントを発表した。

 北川容疑者が監査役を務めるロイヤルホテルは25日の株主総会で、同容疑者の再任を決めた。同社は「事実関係を確認した上で厳正に対処する」としている。