準強制性交容疑で逮捕の元検事正は「関西検察のエース」 弁護士に転身しコンプラを担当

AI要約

元検事の北川健太郎容疑者は、関西検察のエースとして活躍し、様々なポストを歴任してきた経歴を持つ。

退官後は弁護士として企業の危機管理やコンプライアンスを担当していたが、逮捕されることとなった。

北川容疑者は地検検事正時代に児童虐待や特殊詐欺などの課題に重点を置き、取り組んでいた。

準強制性交容疑で逮捕の元検事正は「関西検察のエース」  弁護士に転身しコンプラを担当

大阪高検に準強制性交の疑いで逮捕された元検事の北川健太郎容疑者(64)は約5年前に退官するまでの間、「関西検察のエース」として主に西日本の主要ポストを歴任した。

金沢大法文学部を卒業し、約40年前の昭和60年に検事任官。司法修習生37期。東京地検を振り出しに主に関西地方でキャリアを重ね、大阪高検次席検事や最高検刑事部長などを歴任した。

平成30年2月には、大阪地検トップの大阪地検検事正に着任。会見では「検察の活動が国民の信頼という基盤に支えられていることを肝に銘じ、国民の負託に応える検察を目指したい」と語り、重点的に取り組むべき課題として、児童虐待▽特殊詐欺▽再犯防止―を提示。特に児童虐待は「大阪は深刻な状況にある」と危機感を示し、「捜査をレベルアップするとともに、警察や児童相談所との連携を深めていきたい」と述べていた。

大阪地検検事正を最後に令和元年に退官した後は、弁護士として活動。企業の危機管理やコンプライアンスなどを担当していた。