タレント社外取締役「高額報酬」10人の顔触れを公開!元フジアナウンサーは年収4635万円

AI要約

上場企業が社外取締役に、有名タレントや著名人を起用するケースが増加しており、報酬額の高い10人がランキングされている。

記事では、ドトールが元NHK記者でフリージャーナリストの岩田明子氏を社外取締役に起用した事例が紹介されており、その背景や理由が述べられている。

さらに、著名人を起用する企業の動向や報酬額の試算、それによるランキングが紹介されている。

タレント社外取締役「高額報酬」10人の顔触れを公開!元フジアナウンサーは年収4635万円

 上場企業が社外取締役に、アナウンサーやスポーツ選手らを起用するケースが相次いでいます。「お飾り」との指摘が上がることもある“タレント社外取”に、企業は報酬をいくら支払っているのでしょうか。ダイヤモンド編集部が主なタレント社外取をピックアップし、報酬額の高い10人の実名と報酬額をまとめました。『週刊ダイヤモンド』6月29日号の第1特集『社外取締役ランキング 上場4000社1万人の全序列』では、上場企業の社外取「全1万590人」を報酬や兼務社数、業績などで独自試算した実名ランキングなど全7大ランキングを公開します。(ダイヤモンド編集部副編集長 名古屋和希)

● 元NHK記者がドトールの社外取に 「国際性」と「サステナ」に専門性

 安倍元首相に“食い込んだ”記者が社外取締役に――。コーヒーチェーンを展開するドトール・日レスホールディングスは5月28日、元NHK政治部記者で、フリージャーナリストの岩田明子氏を社外取に起用した。岩田氏は、故安倍晋三元首相に最も食い込んだ特ダネ記者として知られる。

 同社は株主総会招集通知の中で、岩田氏を起用する理由をこう説明している。「メディアを中心に、過去及び現在幅広く活躍しており、当社グループの事業に対する専門的知見を有する取締役とは異なる新鮮な視点で当社の経営を監督し(ていただく)」。

 同社が公表した、取締役の知見や経験などを示す「スキルマトリックス」では、岩田氏は「国際性」と「ESG・サステナビリティ」に専門性があるとしている。

 近年、企業が岩田氏のような著名人を社外取に起用する動きが加速している。ダイヤモンド編集部では、1万590人いる社外取(2022年12月期~23年11月期の有価証券報告書記載ベース)をチェックし、有名人をピックアップし、報酬額を独自に試算した。複数の企業の社外取を兼務している場合は、全社の金額を合算して実際に受け取っている報酬額に近づけた。

 報酬額が多かった10人の顔触れと実額を見ていこう。