米大統領選、バイデン氏再選の方が国債には望ましい-サバ創業者

AI要約

サバ・キャピタル・マネジメント創業者のボアズ・ワインスタイン氏は、バイデン大統領の再選の方が米国債市場にとって望ましいと述べた。

彼はバイデン氏は株式市場よりも米国全体の利益を重視しており、政治的な話ではなく米国債に焦点を当てていると語った。

また、トランプ政権時代にボラティリティー指数は低水準を記録していたが、トランプ氏の予測不可能な性格が市場を揺さぶる可能性も指摘している。

(ブルームバーグ): サバ・キャピタル・マネジメントの創業者ボアズ・ワインスタイン氏は25日、米国債市場にとってはトランプ前大統領の返り咲きよりも、バイデン大統領の再選の方が望ましいとの考えを示した。

ワインスタイン氏はブルームバーグ・インベスト会議で、バイデン氏は「株式市場にはあまり関心がなく、米国にとって何が良いかを重視している」と指摘。「政治的な話をしているのではなく、米国債についてだ」としたが、詳細には踏み込まなかった。

ワインスタイン氏は、トランプ氏の予測不可能な性格がボラティリティー増大との見方を誘うかもしれないとしながらも、トランプ政権時代の2017年に恐怖指数として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は歴史的な低水準を記録したと述べた。

トランプ氏が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記を「ロケットマン」と呼んでばかにした際、VIXが1桁になったのを覚えていると指摘。自身はボラティリティーロングのマネジャーで「VIXが文字通り9になったので、泣いた。トランプ氏の返り咲きが実現すれば、いろいろな意味で予測不可能なものになるだろう」と述べた。

原題:Boaz Weinstein Says Biden Is Better for Bond Market Than Trump(抜粋)

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