かん口令一部解除 トランプ氏、証人に言及可能 NY州地裁

AI要約

米ニューヨーク州地裁は、不倫口止め料記録改ざん事件におけるトランプ前大統領に科されたかん口令の一部を解除した。

トランプ氏は、公判での証言や陪審について発言できるようになったが、検察や裁判所関係者に関する発言は引き続き禁止されている。

27日に控えるバイデン大統領とのテレビ討論会を前に、トランプ氏の発言が注目を集めている。

 【ニューヨーク時事】米ニューヨーク州地裁は25日、不倫口止め料記録改ざん事件を巡ってトランプ前大統領に科していた「かん口令」の一部を解除した。

 これによりトランプ氏は、公判で証言した証人や同氏に有罪評決を宣告した陪審について発言することが可能となった。

 ただ、検察や裁判所関係者に関する発言は、7月11日に予定される量刑言い渡しまで禁止を維持する。また、陪審の個人特定につながる情報にも言及できない。トランプ氏はバイデン大統領との第1回テレビ討論会を27日に控えている。