ロシア南部で武装集団が宗教施設を襲撃、警察官8人と聖職者1人死亡

AI要約

ロシア南部のダゲスタン共和国で武装集団が教会やシナゴーグを襲撃し、警察官8人と聖職者1人が死亡した。

攻撃は古都デルベントや中心都市マハチカラで行われ、多くの犠牲者が出た。

過激派グループによる襲撃はダゲスタンで珍しく、協調性と規模が注目されている。

(ブルームバーグ): イスラム教徒の多いロシア南部のダゲスタン共和国で23日、武装集団がロシア正教の教会やシナゴーグ(ユダヤ教会堂)を襲撃し、警察官少なくとも8人と聖職者1人が死亡した。当局が明らかにした。

古都デルベントでは、犯人がシナゴーグに火を放ち、ロシア正教の教会を襲撃。中心都市マハチカラでは、交通警察拠点および別の教会とシナゴーグが狙われた。

インタファクス通信は、警察官8人と民間人2人が死亡したと報じた。ロシア正教は聖職者1人がデルベントで殺害されたと確認する声明を出した。さらに警察官13人を含む16人が病院に搬送された。

ダゲスタンでは過激派グループによる襲撃は珍しくないが、23日の攻撃は協調性と規模で際立っている。テレグラムに掲載された幾つかの動画では、黒いTシャツをまとった複数の男が警察車両に向けて発砲する様子が見られた。

原題:Gunmen Kill 8 Police Officers and a Priest in Russia’s Dagestan(抜粋)

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