イスラエル首相、武器供給巡る論争の終結を予想-国防相が訪米

AI要約

イスラエルのネタニヤフ首相は、米国との武器輸送問題を解決する期待を示し、支援が激減していると主張。

ネタニヤフ首相は、最高レベルでの要請にもかかわらず武器供給が遅れていると指摘し、米国に協力を求めている。

ガラント国防相は米国へ向かい、ハマスとの戦いでの作戦について協議する予定となっている。

(ブルームバーグ): イスラエルのネタニヤフ首相は23日、米国が武器輸送を遅らせているとの主張を繰り返した上で、この問題は近く解決するとの期待を示した。イスラエルのガラント国防相はハイレベル協議のため米国に向かっている。

ネタニヤフ氏は閣議で、イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦争開始以来、米国はイスラエルに支援を提供してきたが、米国から届く軍需品の供給は4カ月前から「激減」したと指摘。

「われわれは米国の友人を頼り、輸送の迅速化を要請した。何度もそうした。最高レベルで、あらゆるレベルで求めてきた。非公開でそうしてきたということを私は強調したい」と同氏は述べた。イスラエル首相府が声明で明らかにした。

「われわれはさまざまな説明を受けたが、受け取っていないことが一つある。つまり、基本的な状況は変わらなかった」とネタニヤフ氏は発言。この問題に関して公表することをついに決定したと、付け加えた。

ネタニヤフ首相は先週、英語の動画を発表し、米国が武器と弾薬の輸送を遅らせていると述べた。ホワイトハウスは武器供給が抑制されていることを否定している。

ガラント国防相はオースティン米国防長官およびブリンケン米国務長官と会談し、ハマスとの戦いでイスラエルの目標を達成するために必要な作戦について話し合う予定だと、ガラント氏のオフィスは声明で明らかにした。

原題:Netanyahu Sees End to Weapons Dispute as Gallant Heads to US(抜粋)

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