楽天モバイル、契約数が700万回線超に…黒字化には800万~1000万回線が必要

AI要約

楽天モバイルは700万回線を超える契約数を達成し、新サービスと通信品質の改善が功を奏している。

楽天は携帯事業を単月黒字化するためにはさらなる契約数の増加が必要で、今後の増加ペースが焦点となる。

楽天のシェアはまだ大手3社に比べて低いが、プラチナバンドを使ったサービスの提供を計画しており、利用者の獲得を目指している。

 楽天モバイルは17日、自社回線による携帯電話サービスの契約数が700万回線を超えたと発表した。家族割引などの新サービスのほか、通信品質の改善が奏功したという。

 4月上旬には契約数が650万回線を超えたと発表しており、2か月余りで50万回線増加した。楽天の試算では、先行投資で赤字が続く携帯事業の単月黒字化には800万~1000万回線の契約が必要で、今後も増加ペースを維持できるかが焦点となる。

 ただ、楽天の昨年末のシェア(市場占有率)は2・6%にとどまり、NTTドコモ(34・9%)、KDDI(26・8%)、ソフトバンク(20・4%)の大手3社との差は大きい。楽天は6月にも、つながりやすい周波数「プラチナバンド」を使ったサービスを始める計画で、さらなる利用者の獲得を目指している。