楽天モバイル、700万回線突破 2ヶ月で50万純増、プラチナバンド運用開始も目前

AI要約

楽天モバイルは携帯キャリアサービスの契約回線数が700万回線を突破したことを発表。契約数の増加やプログラム提供により幅広い年齢層で契約数増加を図っている。

楽天モバイルは通信品質向上に取り組んでおり、黒字業績の脱却を目指す。さらに楽天回線「5G(Sub6)」エリアを拡大する計画も提示。

通信分析会社の報告では、楽天モバイルが5部門で受賞した他、楽天モバイルが特にゲームエクスペリエンスや音声アプリエクスペリエンスにおいて優れていることが示されている。

楽天モバイル、700万回線突破 2ヶ月で50万純増、プラチナバンド運用開始も目前

楽天モバイルは17日、携帯キャリアサービスの契約回線数が700万回線を突破したことを伝えた。650万回線の突破から約2カ月で契約数が50万回線増加し、「Rakuten UN-LIMIT VII」の開始以降、3カ月間の純増契約数が過去最大数を記録したという。

楽天モバイルは、2020年に携帯市場の民主化を掲げ携帯キャリア事業(MNO)へ新規参入して以降、低廉でシンプルなプランを展開。同時に基地局開設による自社回線エリアの増強を推進することで、パートナー回線(au)を段階的に削減。通信品の向上に務めているとアピールしている。

2023年には「UN-LIMIT」シリーズから「最強プラン」へと名称を改め、各最大100ポイントを通信料金から還元する「最強家族プログラム」「最強青春プログラム」の提供を開始。本年4月からは同プランを利用する12歳以下を対象にしたポイント還元プログラム「最強こどもプログラム」の提供も行われており、幅広い年齢層での契約数増加を図っている。

また、個人消費者向けの「最強プラン」に加えて、法人向け「最強プラン ビジネス」の推進により、契約数の底上げも見受けられており、設備投資を主な要因とした赤字業績の脱却を目ざす。そして、同社は本発表に際し、通信品質の向上にも取り組んでいる点にも言及した。

通信分析会社Opensignal社が本年4月に発表した日本市場の「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」において5部門での単独受賞となったことを引用したほか、同月30日には新規に割り当てられた700MHz帯「プラチナバンド」の運用開始に向けて試験照射も開始したことも伝えている。さらに本年内を目処に、関東地方における楽天回線「5G(Sub6)」エリアを前年1月比で最大1.6倍に拡大する計画も提示している。

(参考)OpenSignal社発表 キャリア品質調査

■全体

ビデオ・エクスペリエンス…ソフトバンク、au、楽天モバイル

ライブ・ビデオ・エクスペリエンス…au、楽天モバイル

ゲーム・エクスペリエンス…楽天モバイル

音声アプリ・エクスペリエンス…楽天モバイル

ダウンロード・スピード・エクスペリエンス…au

アップロード・スピード・エクスペリエンス…楽天モバイル

■5G

ビデオ・エクスペリエンス…ソフトバンク

ライブ・ビデオ・エクスペリエンス…ソフトバンク

ゲーム・エクスペリエンス…ソフトバンク

音声アプリ・エクスペリエンス…au、ソフトバンク

ダウンロード・スピード・エクスペリエンス…楽天モバイル

アップロード・スピード・エクスペリエンス…楽天モバイル

(注記)700万回線は6月16日(日)時点の、BCP(Business Continuity Plan 用途に販売しているプラン)を除く、「Rakuten 最強プラン」、「Rakuten 最強プラン ビジネス」、「Rakuten Turbo」、MVNE(約20万回線)を合わせた契約数