ミネアポリス連銀総裁、利下げの前に時間をかけてデータを精査

AI要約

米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、金融当局は利下げを開始する前にデータをしっかり精査できる良好な状況にあると述べた。

カシュカリ氏は、インフレ率が2%に回復するにはさらなる証拠が必要であり、現在は慎重に時をかけてデータを評価するポジションにあると説明した。

最新の金利予測では、2024年に予想される利下げは1回となり、カシュカリ氏は年内に1回の利下げがあるとすれば、年末に向けて行われる可能性が高いと考えている。

ミネアポリス連銀総裁、利下げの前に時間をかけてデータを精査

(ブルームバーグ): 米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、金融当局は利下げを開始する前に時間をかけてデータを精査できる良い位置にあるとの見解を示した。

カシュカリ氏はCBSの番組で「インフレ率が2%に戻りつつあることを確信するには、もっと多くの証拠が必要だ」と指摘。「われわれは現在、何らかの意思決定をする前に時間をかけてインフレ統計、および経済や労働市場に関するデータをさらに見られる非常に良い位置にいる」と語った。

11、12両日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合後に公表された最新の金利予測分布図(ドット・プロット)では、当局者が2024年に予想する利下げは中央値で1回だけであることが示された。3月の前回予測では3回の利下げが見込まれていた。

FOMCは金利据え置き、24年利下げ予想1回に減少-来年は4回

カシュカリ氏は、年内に1回の利下げがあるとすれば、年末に向けて行われる公算が大きいとの考えを示した。

関連記事

原題:Kashkari Says Fed Well-Placed to Take Its Time Ahead of Rate Cut(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.