漫画でわかる!中学受験国語の読解力を上げる方法!接続語を意識すると読むスピードが一気に上がる

AI要約

読解力を倍増させるためには、接続語の用法を理解することが重要です。例えば、原因と結果を表す接続詞を意識することで読解がスムーズになります。

急いで読む場合は、接続詞を利用して飛ばし読みをすることで、読むスピードを上げることができます。戻る場合も、接続詞の用法を使って他方の内容を推測しながら読むことで正確性を保ちつつ読むことができます。

情報の爆発的な増大する現代社会において、合理的な飛ばし読みを身につけることで、情報を効率的に処理していくことが重要です。

漫画でわかる!中学受験国語の読解力を上げる方法!接続語を意識すると読むスピードが一気に上がる

近年の中学受験において必要とされる能力の1つが読解力です。書籍『マンガでわかる!  読解力を10日で上げる方法』の中から、読解力を倍増させる接続語の用法をご紹介します。

■読解力を倍増させる接続語の用法を知ろう

■接続語の用法で合理的に飛ばし読み

 接続語の前をA、後をBとすると、「だから」「したがって」「そこで」「それで」「すると」「ゆえに」は、Aは原因・理由、Bは結果・結論、「つまり」「すなわち」「ようするに」はA=B、BはAのまとめ。「たとえば」は、BはAの具体例。「また」「並びに」「および」「そして」はABは同じレベル・似た事柄となります。

 これらの接続語の典型的な用法を意識して文章を読めば、ABの一方から他方の意味を推測しながら読むことができます。この読み方によって読むスピードが一気に上がり、意味がわからない部分がなくなるという意味で正確性も増します。

 たとえば、急いでいる場合「AつまりB」という文があれば、「つまり」の段階でBの内容をAと同じと推測して、Bは軽く読む(あるいは読まない) 。また「AだからB」という文があれば、BにはAからふつう起きる事柄が書いてあるのであろうと考えて、Bは軽く読む(あるいは読まない)、という具合。これで文章全体の半分近くを軽く読んでスピードアップを図ることができます。

 もちろん「あれ、なんだっけ」となって戻る場合もあるが、この場合はABの内容の一方から、接続語の用法を使って、他方を推測しながら、意味を確定する、という手順を取る。こうすることで多少時間はかかるが、文をより正確に読むことができるのです。

 誰もが情報の発信者になれるこの時代、世の中の情報量が爆発的に増大しています。この「超情報化社会」を、「合理的な飛ばし読み」によって、切り抜けていきましょう。