後発薬不足の解消へ「サワイに集約を」会長が業界に呼びかけへ
AI要約
後発薬（ジェネリック医薬品）大手のサワイグループホールディングスの澤井光郎会長兼社長は、後発薬の供給不足の解消策として、サワイが生産できる薬を集約する考えを示した。
澤井会長は第2九州工場の増産などを通じて各社に余力を生み出し、新たな品目の増産につながることを期待している。
業界全体での効果的な生産体制の確立が目指されている。
後発薬（ジェネリック医薬品）大手のサワイグループホールディングスの澤井光郎会長兼社長は7日、後発薬の供給不足の解消策として、業界の各社に対し、サワイが生産できる薬はできるだけサワイに集約するよう呼びかける考えを示した。
同日、東京都内であった経営説明会で質問に答えた。年20億錠分の生産能力がある第2九州工場（福岡県飯塚市）が7月に稼働することなどに触れ、「今、各社の生産ラインはいっぱいいっぱいの状況。余力のあるサワイに集約させることで、各社に新たな余力が生まれ、我々が作っていない品目の増産につながる」と語った。
