ヤマップ、調達資金をもとに保険会社を設立 アウトドア活動向け保険を提供

AI要約

ヤマップは20.4億円の資金を元に損害保険会社を設立し、アウトドア向け保険の販売を開始した。

損保は日常のケガから遭難救助費用まで補償し、目撃情報収集サービスが付帯された保険を提供。

さらに、アウトドア家財保険も提供し、ダイナミックプライシング型のテレマティクス保険のリリースを目指している。

ヤマップ、調達資金をもとに保険会社を設立 アウトドア活動向け保険を提供

ヤマップは5月28日、調達した20.4億円の資金を元に「株式会社ヤマップネイチャランス損害保険」を設立し、アウトドア向け保険2種の販売を開始した。

 ヤマップは5月28日、グループ会社「株式会社ヤマップネイチャランス損害保険」(以下、ネイチャランス損保)を設立し、アウトドア保険の販売を開始した。

 

 ヤマップは、シリーズDラウンドにおいて、第三者割当増資およびデットファンドと金融機関からのベンチャーデットをあわせ、総額20.4億円の資金調達を実施。この資金をもとにネイチャランス損保を設立した。

 

 ネイチャランス損保は日常のケガからアウトドア活動中の遭難救助費用までを幅広く補償し、万が一の場合には目撃情報収集サービスが付帯された「外あそびレジャー保険」を提供する。

 

 同時に、家財とアウトドア道具を補償する「アウトドア家財保険」も提供。ヤマップは、損害保険代理店として、2種の保険を販売する。

 

 さらに夏頃には、ヤマップのプラットフォームに蓄積された行動データを活用し、リスクに基づき保険料が可変するダイナミックプライシング型「テレマティクス保険」のリリースも目指している。

 

 またヤマップは、代理業を通して得られた収益(代理店手数料等)の一部を、登山者の人命救助や遭難防止活動など登山道保全活動のために充当するとしている。

 

文● ASCII