「F-22ではコスパ悪い」中国の偵察気球相手に新たな対抗策を模索へ 米空軍

AI要約

アメリカ空軍が高高度気球への低コストでの撃墜方法を模索していることが2024年5月28日に明らかとなった。

ライト・パターソン空軍基地にある空軍ライフサイクル管理センターは、対処する情報を求めると政府に報告した。

空軍は高高度を飛ぶ気球への対処方法として低速で飛行し、複数の目標を視覚的に補足できるシステムが必要だと認識している。

「F-22ではコスパ悪い」中国の偵察気球相手に新たな対抗策を模索へ 米空軍

 アメリカ空軍が敵対的な長距離高高度気球への低コストでの撃墜方法を模索していることが、2024年5月28日に明らかとなりました。

 ライト・パターソン空軍基地にある空軍ライフサイクル管理センターは、28日の業務通知で高高度気球に関して「コストに見合ったシステムを使用し、対処する情報を求めています」と政府に報告しました。

  アメリカでは2023年2月に、領海上空を飛んでいた中国の偵察気球と思われる高高度気球を、F-22「ラプター」に搭載されたAIM-9X「サイドワインダー」空対空ミサイルで撃墜しています。このときは、F-22は高度5万8000フィート(約1万7680m)から6万フィート(約1万8300m)の高高度にいる気球に向けてサイドワインダーを発射しました。

 サイドワインダーの価格は1発で約5300万円と気球相手には高価といえ、さらにF-22は高高度での戦闘能力を有していはますが、通常の作戦高度は1万m程度で、頻繁に高度度での迎撃任務に使用することは困難です。

 そのため、高高度を飛ぶ気球に対応するために空軍ライフサイクル管理センターは、5万フィート(約1万5240m)以上の高高度を低速で飛ぶ、複数の目標を視覚的に補足し、対抗することができるシステムが必要だと見解を示しました。