国内の延べ宿泊者数4月、外国人は2019年比で17%増、一方で日本人は4%減、客室稼働率は57%(速報値)

AI要約

観光庁が発表した宿泊旅行統計調査によると、2024年4月の延べ宿泊者数は前年同月比11.9%増、日本人は4.1%減、外国人は16.5%増。客室稼働率は57.3%で7.7ポイント減。能登半島地震の影響も考慮。

2024年3月の外国人延べ宿泊者数は前年同月比72.0%増。都道府県別で最も伸びたのは石川県。国籍別では台湾が1位、オーストラリアの伸び率が最も高い。

各施設タイプの稼働率、地方部の外国人宿泊者数など、2024年の宿泊旅行統計調査結果が示す動向。

国内の延べ宿泊者数4月、外国人は2019年比で17%増、一方で日本人は4%減、客室稼働率は57%(速報値)

観光庁が発表した宿泊旅行統計調査によると、2024年4月(第1次速報)の延べ宿泊者数は、前年同月比11.9%増、2019年同月比0.5%増の5096万人泊となった。日本人が2019年同月比で4.1%減の3781万人泊(前年同月比5.0%増)、外国人は同16.5%増の1315万人泊(同38.1%増)。

客室稼働率は57.3%。2019年同月との比較では7.7ポイント減だった。施設タイプ別では、旅館が33.0%、リゾートホテル50.5%、ビジネスホテル73.7%、シティホテル73.1%、簡易宿所28.0%。

なお、石川県、福井県、富山県の数値には能登半島地震の二次避難者が含まれている可能性がある。

2024年3月(第2次速報)の外国人延べ宿泊者数は前年同月比72.0%増の1298万人。2019年比で三大都市圏では53.7%増、地方部も同6.5%増となった。

外国人述べ宿泊者数を都道府県別でみると、2019年同月比で最も伸びたのは石川県で137.9%増。このほか、宮城県(98.2%増)、東京都(93.5%増)、広島県(70.7%増)、愛媛県(68.0%増)などが大きな伸びを示した。

2024年3月の国籍(出身地)別の外国人延べ宿泊者数は、1位が台湾(141.7万人)、2位が中国(135.8万人)、3位が米国(135.4万人)、4位が韓国(133.8万人)、5位が香港(63.9万人)。上位5カ国・地域で全体の56.4%を占めた。2019年同月比の伸び率を見ると、最も伸びたのはオーストラリアで124.9%増。中国は34.4%減だった。