「定年後は働かない」という夫。年金だけでは不安なのですが、「60代」の私でもできる仕事はありますか?

AI要約

定年後は再就職や働き続けるか否か、人によって異なる意識がある。

60代で働くことを考える際には、求人情報サイトを活用すると効率的。

重視される条件は仕事内容や働きやすさ、職種としては行政・一般事務が希望されている。

「定年後は働かない」という夫。年金だけでは不安なのですが、「60代」の私でもできる仕事はありますか?

定年を迎えても、再雇用によって働き続けるという人も増えてきました。しかし、長く働いてきたため定年後は働きたくないと考える方もいらっしゃるでしょう。

定年後は働かないという選択をすると、収入は年金だけになってしまう場合もあります。

「夫が定年後は働かないと言っているけれど、年金だけでは収入が不安」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。例えば、パートとして働きたい場合、60代になっても働ける場所はあるのでしょうか。

この記事では、ミドルシニアの方の就業についての意識や、60代で働ける仕事の見つけ方について、ご紹介します。

同世代の人は、定年後も働きたいと思っているのかどうか気になる方もいらっしゃるでしょう。

株式会社リクルートが実施した「シニア層の就業実態・意識調査2023」では、55歳から64歳のミドルシニアの約2割が定年後に「あまり就労したくない」「全く就労したくない」と回答しています。

定年後も働きたいという人は、健康・体力面の不安が少なかったり、老後も収入が必要だったりすることが考えられます。人それぞれ事情は異なるため、定年後働き続けるかも考え方が違うでしょう。

多数派とはいえませんが、定年後は働きたくないと考える方も、一定数存在するということです。

60代で働ける仕事を見つけるには「求人情報サイト」を使用することが効率的でしょう。求人情報サイトの中には、検索キーワードを入力して仕事を探せるものもあります。

「60代」「シニア歓迎」といったキーワードで検索をすれば、60代を歓迎している職場を見つけられるかもしれません。求人情報サイトでは、条件を絞り込んで検索できるのもうれしいポイントです。

「生活していくために、年金にプラスして5万円程度収入が欲しい」といった具体的な希望がある方もいらっしゃるでしょう。そのような場合でも、求人情報サイトでは希望の「時給」「日給」で絞り込んで仕事を探すことができるようです。

また、中高年の求人を専門に扱った求人情報サイトも存在します。そのようなサイトに掲載している職場は、積極的に中高年を採用している可能性が高いため、活用すれば働きやすい職場が見つかるかもしれません。

なお、公益財団法人産業雇用安定センターが行った「60代シニア層の就業ニーズに関するアンケート調査」によると、仕事を探すうえで重視するものについて、「仕事内容や職場の働きやすさ」「就業場所・通勤時間」を重視する声が多く上がっていることが分かります。

職種に関しては、「行政・公的機関での事務補助」や「一般事務」を希望する方が多いようです。ほかにも「学校校務支援」や「マンション・アパート管理人」なども5割程度の方が希望しているようです。