イオンが定額減税で緊急セール 高級寝具、テレビ、ゲームが4万円均一

AI要約

イオンは3日、定額減税に伴う緊急セールを開始した。家具や家電などの高額商品を減税額と同じ税抜き4万円均一で販売する。セールの実施で消費を喚起する狙いだ。

関東や北陸信越、東海、近畿、中四国のイオンとイオンスタイル約200店舗で30日まで実施する。商品は最大4割引の「4万円均一企画商品」が中心で、11品目を用意している。

イオンは生活や家計を応援するために、野菜のセールなども実施しており、消費者の節約志向に配慮している。

イオンが定額減税で緊急セール 高級寝具、テレビ、ゲームが4万円均一

イオンは3日、定額減税に伴う緊急セールを開始した。家具や家電などの高額商品を減税額と同じ税抜き4万円均一で販売する。物価高を背景に顧客の節約志向が強まっており、セールの実施で消費を喚起する狙いだ。関東や北陸信越、東海、近畿、中四国のイオンとイオンスタイル約200店舗で30日まで実施する。

定額減税の4万円に合わせて、高級寝具やテレビ、ベビーカーなど通常は5~6万円の商品を、最大4割引の「4万円均一企画商品」として提供する。数量限定で11品目をそろえた。

このほか、子育て関連や浴衣、接触冷感寝具などシーズン商品もお買い得価格で提供する。生活や家計を応援するため、野菜のセールなども実施する。

イオンリテール営業企画本部の伊藤竜也本部長は3日、「大企業を中心に賃上げに取り組んでいるが、中小企業の人は恩恵を受け切れていない。(セールが)低迷感のある国内消費を活気づけ、全国に波及するきっかけになってほしい」と期待を込めた。

一方、3日に家電などを取り扱う日本電機工業会の新会長に就任した近藤史郎氏(富士電機社長)は記者会見で、定額減税について「非常に注視している」と述べた。近藤氏は「減税と春の賃上げが消費にしっかり回って、(経済が)うまく回転していくことが非常に重要だ。それが来年度の賃上げにもつながる」との考えを示した。

定額減税は令和6年度の税制改正関連法に盛り込まれ、1人当たり国税の所得税3万円、地方税の住民税1万円の計4万円が納税額から差し引かれる。物価高に苦しむ家計を支援するのが目的だが、減税は現金給付に比べて実感が湧きにくいという課題もある。