ボーイングとNASA、有人宇宙船の打ち上げ試験延期-5日以降に

AI要約

米ボーイング社とNASAは、新型宇宙船の有人飛行試験をコンピューターシステムの問題で延期した。

打ち上げを試みた際にバルブの異変があり、カウントダウンを中止した。

今後の打ち上げ候補日は5日と6日で、スターライナーの飛行が国際宇宙ステーションに向かう試験である。

ボーイングとNASA、有人宇宙船の打ち上げ試験延期-5日以降に

(ブルームバーグ): 米航空機・宇宙システムメーカーのボーイングと航空宇宙局(NASA)は1日、同社が開発中の新型宇宙船「スターライナー」の有人飛行試験を打ち上げ時刻まで4分を切る直前になって延期した。発射台のコンピューターシステムの問題が原因という。

NASAとボーイングは5月6日に打ち上げを試みたが、管制官がロケット内部のバルブの異変に気付きカウントダウンを中止していた。

フロリダ州ケープカナベラル基地から国際宇宙ステーション(ISS)に向かう「CST-100スターライナー」の飛行は、軌道上の研究施設と地上を安全に往復できることを証明する重要な試験だ。

今月5日と6日が次の打ち上げ候補日だとNASAがブログへの投稿で公表した。ボーイングとロッキード・マーチンの合弁会社ユナイテッド・ローンチ・アライアンスが、スターライナーを宇宙に運ぶアトラスVロケットを運用している。

原題:Boeing’s Long-Awaited Crewed Mission Aborted Just Before Liftoff(抜粋)

--取材協力:Julie Johnsson.

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