老後の年金は「月8万円」です。仕事は「1日4時間」程度でゆるく働きたいのですが、厳しいでしょうか? 定年後はゆっくり暮らしたいです

AI要約

現役時代は何十年もバリバリ働いていたけれど、定年後はゆるく働きたいという人もいるでしょう。しかし定年後のことを考えると、年金と少しの給料だけで生活していけるのか、不安に感じる人もいるかもしれません。

本記事では「65歳以上単身世帯の平均支出はどのくらいか」「年金と少しの給料で生活できるか」に加え、老後に働くうえで意識すべきポイントについても解説します。

まずは65歳以降に生活費がどのくらいかかるのかを見ていきましょう。総務省の調査によると、65歳以上の単身無職世帯の消費支出は14万5430円、社会保険料などの非消費支出を合わせると15万7673円となっています。図表1に支出項目の平均費用の一部を抜粋します。

老後の年金は「月8万円」です。仕事は「1日4時間」程度でゆるく働きたいのですが、厳しいでしょうか? 定年後はゆっくり暮らしたいです

現役時代は何十年もバリバリ働いていたけれど、定年後はゆるく働きたいという人もいるでしょう。しかし定年後のことを考えると、年金と少しの給料だけで生活していけるのか、不安に感じる人もいるかもしれません。

本記事では「65歳以上単身世帯の平均支出はどのくらいか」「年金と少しの給料で生活できるか」に加え、老後に働くうえで意識すべきポイントについても解説します。

まずは65歳以降に生活費がどのくらいかかるのかを見ていきましょう。総務省の調査によると、65歳以上の単身無職世帯の消費支出は14万5430円、社会保険料などの非消費支出を合わせると15万7673円となっています。図表1に支出項目の平均費用の一部を抜粋します。

図表1

総務省 2023年家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要を基に筆者作成

支出項目の中では「食料」「交際費や雑費を含むその他の消費支出」「交通・通信費」「光熱・水道」の順に支出金額が大きくなっています。住居費については持ち家を含むため平均値は安くなっており、賃貸住まいであればプラス数万円はかかるでしょう。

住居など状況によって費用は異なりますが、単身世帯の月の支出目安は約15万円だということを知っておきましょう。

単身世帯の支出目安が15万円だということを踏まえて、年金と少しの仕事で生活していけるのかを計算してみます。年金月8万円に加えて、1日4時間×週4日(時給1000円)で1ヶ月(4週間=6万4000円)働くという前提で考えてみましょう。仕事でもらえるお金6万4000円+年金8万円を合わせると14万4000円となります。

平均支出額が15万円であることを考えると、6000円足りないことが分かります。支出を抑えることができる人は生活できる可能性もありますが、けがや病気といった突発的な費用に備えるのが難しいかもしれません。支出などを確認し、どのくらいの収入があれば生活していけるかを事前に確認しておくとよいでしょう。