年内に同性婚法制化へ 各地でLGBTQイベント タイ

AI要約

タイで同性婚を認める法案が成立し、施行される見通し。

政府は性的少数者に寛容な国としてアピールし、同性婚の法制化が実現すればアジアで3例目となる。

性的少数者の権利拡充を求めるイベントが各地で行われ、結婚平等法案が可決され、年内に施行される見込み。

 【バンコク時事】タイで同性婚を認める法案が年内にも成立し、施行される見通しだ。

 政府には性的少数者に寛容な国としてアピールする狙いもある。セター首相は5月31日に参加したイベントで「政権として性的少数者の権利をより広く認めるつもりだ」と強調した。

 首相府によると、同性婚の法制化が実現すれば台湾、ネパールに次いでアジアで3例目となる。

 タイでは5月下旬以降、LGBTQなど性的少数者が参加したイベントが各地で行われている。首都バンコクでも6月1日、性的少数者の権利拡充を訴える大規模なパレードが実施される。

 タイの下院は3月、性別に関係なく結婚でき、相続の権利などを認める「結婚平等法案」を賛成多数で可決。上院での可決や国王の署名を経て、年内にも施行されるとみられる。