米製兵器でのロシア領攻撃を秘密裏にウクライナに許可 米メディア

AI要約

アメリカのバイデン大統領がウクライナに対して、アメリカ製の兵器を使ったロシア領内の一部地域への攻撃を秘密裏に認めたと報じられました。

バイデン政権は従来、ウクライナに提供した兵器の使用を自国内に限定するよう求めていたが、ロシアの攻勢が激化する中で、制約を解除して反撃を強化する可能性があるとされています。

また、アメリカとウクライナが二国間の安全保障協定を結ぶ見通しであり、アメリカ軍の訓練や機密情報の共有、長期的な支援が盛り込まれると報じられています。

米製兵器でのロシア領攻撃を秘密裏にウクライナに許可 米メディア

 アメリカのバイデン大統領がウクライナに対して、アメリカ製の兵器を使ったロシア領内の一部地域への攻撃を秘密裏に認めたと、アメリカメディアが報じました。

 政治専門メディア「ポリティコ」によりますと、ウクライナ東部ハルキウに近いロシア領内に対するアメリカ製の兵器を使った攻撃を、バイデン大統領がウクライナに許可したということです。

 バイデン政権はこれまで、ロシアの対応がエスカレートすることを懸念してウクライナに提供した兵器は自国の中での使用に限定するよう求めていました。ロシア軍がハルキウで攻勢を強める中、こうした制約を解除する声が国内外から上がっていてバイデン政権は、ロシア軍への反撃を強めるために大きな方針転換を図った可能性があります。

 また、イギリスのフィナンシャル・タイムズは30日、アメリカとウクライナの間でアメリカ軍による軍事訓練や機密情報の共有、長期的な支援などを盛り込んだ二国間の安全保障協定を近く結ぶ見通しだと伝えています。(ANNニュース)