イスラエル、仲介国に新たな戦闘休止案 ハマス側は軍事侵攻理由に拒否する構え

AI要約

イスラエルがガザでの戦闘休止に関する新たな提案を行ったが、ハマスは軍事侵攻を理由に拒否

イスラエルは人質解放などの条件で柔軟な姿勢を示すも、ハマスは停戦要求を優先

双方が主張を曲げず休戦交渉は難航し、5月9日に決裂していた

 ガザでの戦闘休止をめぐる交渉について、イスラエルが仲介国に対し、新たな提案を行ったことがわかりました。ただ、ハマス側は軍事侵攻を理由に拒否する構えです。

 イスラエルメディアは28日、イスラエルが休戦交渉を仲介するカタールやアメリカに対し、書面で新たな条件の提案を行ったと伝えました。この提案には、解放される人質の数についてより柔軟な姿勢が含まれていて、ハマスが求める「恒久的な停戦」について話し合う意思が示されているということです。

 一方、アラブメディアによりますと、ハマス側は仲介国に対し、イスラエル軍がガザ地区南部ラファへの地上侵攻を続ける状況では「交渉に応じられない」と伝えたということです。

 休戦交渉をめぐっては双方が主張を譲らず、5月9日にとん挫していました。(ANNニュース)