【タイ】海外への労働者送り出し、本年度6割達成

AI要約

タイのピパット労働相は、2024年度のタイ人労働者の海外送り出し状況を明らかにした。送り出し人数は10万人の目標の61%に当たる6万769人に達した。

送り出し先は139カ国・地域で、台湾が最も多い受け入れ国であることがわかった。韓国、日本、ラオス、米国も多くの労働者を受け入れている。

24年度7カ月間の送り出しデータや、台湾と日本への労働者派遣についても報告されている。

 タイのピパット労働相は24日、2024年度(23年10月~24年9月)のタイ人労働者の海外送り出し人数がこれまでに6万769人と、目標の10万人の61%を達成したと明らかにした。台湾が受け入れ国・地域で1位となっている。

 送り出し先は139カ国・地域で、台湾に次いで韓国、日本、ラオス、米国が多かった。労働省雇用局によると、24年度7カ月(23年10月~24年4月)に送り出した労働者数は、新規が3万1,124人(男性2万3,265人、女性7,859人)、再入国が2万2,740人(1万7,223人、5,517人)で計5万3,864人だった。新規では民間の仲介業者によるものが1万8,846人と多かった。雇用局による送り出しは4,803人、自己渡航は3,726人、雇用主による送り出しは2,849人、雇用主による研修目的は900人あった。

 同日には、台湾と日本で働く人126人を送り出した。台湾に行くのは119人で、月収は3万1,041バーツ(約13万2,700円)、主に自動車部品工場や建設現場で働く予定だという。日本へは7人で、月収は4万4,146~4万5,191バーツ。農業、洗濯・アイロン業に就く。