外国人労働者向け宿舎、JA阿蘇が2棟目新設 受け入れ拡大と生活環境の改善へ

AI要約

JA阿蘇(阿蘇市)は、特定技能制度による外国人労働者の受け入れ拡大と生活環境の改善を目的に、外国人労働者向けの新しい宿舎を建設した。

JA阿蘇は、2019年に外国人労働者を受け入れ始め、今回の宿舎建設は2棟目となる。40人のカンボジア国籍の労働者が入居し、作業に従事する。

JA阿蘇の取組みにより、外国人労働者が安心して働ける環境が整備され、作物の収量拡大に貢献することが期待されている。

外国人労働者向け宿舎、JA阿蘇が2棟目新設 受け入れ拡大と生活環境の改善へ

 JA阿蘇(阿蘇市)は22日、特定技能制度による外国人労働者の受け入れ拡大と生活環境の改善を目的に、同市一の宮町に外国人労働者向けの宿舎を新設した。宿舎は2棟目で、1棟目の隣に完成した。

 JA阿蘇は慢性的な人手不足解消のため、特定技能制度が始まった2019年に初めて外国人労働者を受け入れ、宿舎を建設した。

 新宿舎は鉄骨造りの平屋で、延べ床面積389平方メートル。外国人労働者が居住する5室のほか、シャワー室や食堂などを備える。総事業費は9970万円。アスパラガスやトマトなどの選果作業に従事するカンボジア国籍の40人が入居する。

 落成式にはJA阿蘇や阿蘇市職員ら約40人が出席。JA阿蘇の原山寅雄組合長は「外国人が安心して働ける環境を整え、作物のさらなる収量拡大につなげたい」とあいさつした。(小田喜一)