ロシア・ベラルーシが防空演習 ウクライナ供与のF16念頭か

AI要約

ベラルーシ国防省は27日、軍事同盟国ロシアとの防空部隊の演習を開始した。ロシアは昨年、ベラルーシに戦術核兵器を移転し、両国は戦術核の演習を合同で実施する予定とみられる。この動きはNATOやウクライナを威嚇するために行われている可能性がある。

ロシアはウクライナに対抗措置として戦術核を正当化し、米国製戦闘機F16についても懸念を示している。ベラルーシとの演習はF16に対処するためにも行われていると考えられる。

ロシアとベラルーシの防空部隊の演習は地政学的緊張を増大させる展開であり、今後の両国の関係や周辺国との関わりに影響を与える可能性がある。

 ベラルーシ国防省は27日、軍事同盟国ロシアと航空機を含む防空部隊の演習を開始したと発表した。

 ロシアは昨年、ベラルーシに戦術核兵器を移転。両国は戦術核の演習を近く合同で実施する予定で、今回の動きと連動している可能性がある。北大西洋条約機構(NATO)やウクライナを威嚇する狙いとみられる。

 ロシアはかねて、ウクライナに供与される計画の米国製戦闘機F16は「核兵器を搭載可能」だと主張。引き渡さないよう西側諸国をけん制したり、戦術核による「対抗措置」を正当化したりしてきた。ベラルーシとの防空部隊の演習はF16への対処も念頭に置いているもようだ。