パプア当局「2000人埋まった」 地滑りで治安悪化も

AI要約

パプアニューギニアで起きた地滑り災害により2000人以上が土砂に埋まった可能性があることが明らかになった。

被災地周辺では部族間の暴力が報告され、治安悪化の懸念が高まっている。

国連専門機関のIOMは死者を670人以上と推定しており、生存率の低下が心配されている状況だ。

 【シドニー時事】南太平洋のパプアニューギニアの防災当局は27日、先週末に起きた地滑り災害で「2000人以上が土砂に埋まったとみられる」と明らかにした。

 一方、被災地周辺では部族間の暴力が報告されており、治安悪化の懸念が強まっている。

 国連専門機関の国際移住機関(IOM)は、死者を「670人以上」と推定しているが、実際にはさらに増える可能性がある。24日未明の発生から既に72時間以上が経過しており、生存率の低下は避けられない状況だ。また、最後に国勢調査が行われたのは2000年で、当局は以後の人口増加の実態を把握できていないもようだ。