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パプアニューギニア山岳部で大規模地滑り 数百人死亡か 通信社報道
パプアニューギニア中部の村で大規模な地滑りが発生し、数百人が死亡する可能性があると報じられている。
地滑りが起きたエンガ州カオカラム村では、住民のほとんどが就寝中に50戸以上の住宅が土砂にのみ込まれ、300人近くが犠牲になったという情報が報告されている。
パプアニューギニア政府は被害状況を確認中であり、マラペ首相は災害対策担当官や軍部隊を現地に派遣したと伝えられている。
![パプアニューギニア山岳部で大規模地滑り 数百人死亡か 通信社報道](/img/article/20240524/66509de6d3279.jpg)
パプアニューギニア中部の村で24日未明、大規模な地滑りがあり、ロイター通信は、数百人が死亡した恐れがあると報じた。
同通信によると、現場は首都ポートモレスビーから約600キロ北西の山岳地帯にあるエンガ州カオカラム村。村人の1人は同通信に対し、住民のほとんどが就寝中の午前3時ごろに地滑りが村を襲い、50戸以上の住宅が土砂にのみ込まれ、300人近くが死亡したと語った。
豪ABCは、住民の話として100人が死亡したとみられると報道。森に覆われた斜面が稜線(りょうせん)付近からえぐり取られ、広範囲にわたって土砂や岩石に埋まり、住民が立ち尽くしている様子を動画で報じた。
パプアニューギニア政府はまだ被害の全容を明らかにしていないが、マラペ首相は現地に災害対策担当官や軍部隊を向かわせたという。(バンコク=武石英史郎)