米中国防相 約1年半ぶりに会談へ アメリカは台湾や南シナ海問題で懸念伝達の見通し

AI要約

アメリカと中国の国防相がおよそ1年半ぶりに対面で会談することになりました。台湾や南シナ海の問題が議題になる見通しです。

アメリカ国防総省はオースティン国防長官が中国の董軍国防相とシンガポールで会談すると発表しました。会談はアジア安全保障会議に合わせて行われ、当面の懸案事項が話し合われる予定です。

中国軍は台湾周辺での軍事演習を強化する一方、南シナ海でもフィリピンに対する威圧的行動が見られます。両国の国防相会談では、これらの問題に対する懸念を伝える場となる見通しです。

アメリカと中国の国防相が、およそ1年半ぶりに対面で会談することになりました。台湾や南シナ海の問題が議題になる見通しです。

アメリカ国防総省は24日、オースティン国防長官が中国の董軍国防相とシンガポールで会談すると発表しました。

31日から6月2日にかけて開かれる「アジア安全保障会議」にあわせて会談するとしていて、アメリカと中国の国防相が対面で会談するのは2022年の11月以来、およそ1年半ぶりです。

去年6月にも両国の国防相はシンガポールでの「アジア安全保障会議」に参加していましたが、中国がアメリカとの国防相会談は拒否していました。

中国軍は24日、台湾を包囲する形での軍事演習を2日連続で行うなどして台湾への圧力を強めていますが、アメリカ側は懸念を伝える見通しです。

また、南シナ海情勢も議題になる見通しで、中国海警局がフィリピンの船舶に対し威圧的行動を続けていることにも自制を求めるものとみられます。