マレーシア・アンワル首相会見「不必要な挑発や戦闘は起きないと楽観している」

AI要約

マレーシアのアンワル首相は、中国軍が台湾海峡周辺で行っている軍事演習により中台関係が緊迫しているが、戦闘にはならないだろうとの見方を示し、平和的な解決を望むと述べた。

アンワル首相は中台関係がアジア太平洋地域で経済的な悪影響を与えないようにし、南シナ海問題も対話によって解決する立場を取ると強調した。

中国とすぐに衝突する可能性はないが、南シナ海での問題も継続的な中立外交の姿勢で対応すると述べた。

マレーシア・アンワル首相会見「不必要な挑発や戦闘は起きないと楽観している」

マレーシアのアンワル首相は、中国軍が台湾海峡周辺で行っている軍事演習により、中台関係が緊迫していることについて「戦闘にはならないだろう」との見方を示し、経済に影響を与えないよう平和的な解決を望むとしました。

来日しているマレーシアのアンワル首相は24日、東京都内の日本記者クラブで会見を行い、中台関係について「いま起きている軍事活動の活発化は除いて、不必要な挑発や戦闘は起きないと楽観している」と述べました。

その上で、中台関係がアジア太平洋地域で経済的な悪影響を与えないよう、平和的な解決を望むとしました。

また、中国が南シナ海で軍事活動を活発化していることについて、「南シナ海で問題はあるが、中国とすぐに衝突する可能性はない。南シナ海問題も対話によって解決するという立場を堅持する」として、中立外交の姿勢を継続する意向を改めて強調しました。