総選挙へ舌戦スタート スナク首相は実績訴え 英

AI要約

英国の与野党が7月の総選挙に向けて舌戦をスタート。

与党保守党の支持率低迷に対し、首相が経済面の実績を訴える。

最大野党労働党も政権交代を目指し国を再生させるチャンスを訴える。

 【ロンドン時事】英国の与野党各党は23日、7月4日の実施が決まった総選挙に向け舌戦をスタートさせた。

 14年間政権を握る与党・保守党の苦戦が予想される中、スナク首相は低迷する支持率の回復を狙い、経済面などの実績を訴えた。

 スナク氏は23日、中部ダービーシャーで第一声を上げた。報道によると同氏は、高水準だったインフレが低下していることから「われわれは大きな進展を生んだ。(保守党の)計画は機能している」と強調。ロシアのウクライナ侵攻や中国の台頭などで「世界はより不確かで危険になっている」とし、保守党政権の「大胆な行動と明確なプラン」の継続が国の安定化に必要だと訴えた。

 世論調査の支持率で保守党をリードする最大野党・労働党のスターマー党首は南部ケントのサッカー場でマイクを握った。「選挙は(保守党政権下の)混乱を終わらせ、国を再生させるチャンスだ」と述べ、政権交代実現へ支持を求めた。