米インフレ再燃なら「利上げの意思」 複数のFOMC参加者が言及

AI要約

4月30日と5月1日に開催されたFOMCでは、インフレ再燃リスクに対処するために再び利上げすべきだとの意見が複数の参加者から出された。

FOMCでは現在の金融政策のインフレ抑制効果について不透明な見解も示され、議論が行われた。

22日のFOMC会合で政策金利を据え置くことが全会一致で決定されたが、リスクが高まれば政策を引き締める意思もあることが一部の参加者から語られた。

米インフレ再燃なら「利上げの意思」 複数のFOMC参加者が言及

 4月30日と5月1日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、物価高(インフレ)の再燃リスクが高まれば、再び利上げすべきだとの考えを複数の参加者が示していたことがわかった。現在の金融政策にどのくらいインフレ抑制効果があるのかについても、「不透明」との見方が多くの参加者から出たという。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が22日公開した議事要旨でわかった。この会合では、政策金利を2001年以来の高水準である5.25~5.50%で据え置くことを全会一致で決めていた。

 議事録によると、数人の参加者たちはインフレに対するリスクが顕在化した場合に「さらに政策を引き締める意思があることに言及」した。