暴動続くニューカレドニア、仏大統領が訪問へ
AI要約
マクロン仏大統領は暴動が続く南太平洋の仏領ニューカレドニアを訪問するため、パリを出発した。
ニューカレドニアでは暴動が発生し、フランス政府が対応を強化している。
治安の悪化と緊張は続き、独立派とフランス系住民の間で対立が続いている。
（ＣＮＮ） マクロン仏大統領は暴動が続く南太平洋の仏領ニューカレドニアを訪問するため、２１日夜にパリを出発した。
政府報道官が記者会見で発表した。ダルマナン内相、ルコルニュ国防相らが同行する。
ニューカレドニアでは先週、フランス系住民の投票権を拡大する憲法改正への抗議運動が暴動に発展。車の放火や店舗略奪、道路の通行妨害が続発し、これまでに少なくとも６人が死亡した。
背景には、先住民を中心とする独立派とフランス系住民の対立がある。
近隣国のオーストラリアとニュージーランドは、自国民を退避させるために航空機を派遣。フランスからは現地に展開する１７００人の治安部隊に加え、新たに１０００人が増派された。
ニューカレドニアの治安を担当する仏高等弁務官事務所は２１日、空港の閉鎖が２５日まで続くと発表した。
ダルマナン氏は２１日の仏議会で、現地の警官と憲兵を近日中に３０００人態勢に増強すると表明した。アタル仏首相は同日、状況が改善し始めているとの見方を示した。
