岸田首相のCOP参加期待 アゼルバイジャン外務次官

AI要約

アゼルバイジャンのマムマドフ外務次官は、岸田文雄首相をCOP29に招請する意向を示した。

アゼルバイジャンは2025年大阪・関西万博に参加する予定で、「タイプA」のパビリオンで自国の世界遺産や文化を紹介する予定。

マムマドフ氏はフランス領ニューカレドニアでの抗議行動についてフランス政府の干渉を非難し、トランプ前大統領については過去のアゼルバイジャンとアルメニアの軍事衝突での仲介を強調した。

岸田首相のCOP参加期待 アゼルバイジャン外務次官

 来日中のアゼルバイジャンのマムマドフ外務次官は22日、同国で11月に開催される国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)に合わせ、岸田文雄首相の訪問を招請すると明らかにした。

 「岸田首相はこれまでもCOPに出席しており、今回も参加してもらえると期待している」と語った。時事通信のインタビューで述べた。

 アゼルバイジャンは2025年大阪・関西万博に自前で建設する「タイプA」のパビリオンで参加する方針。マムマドフ氏は「わが国には幾つかの世界遺産があり、古代のルーツや文化について紹介する予定だ」と述べた。

 一方、南太平洋のフランス領ニューカレドニアで独立を志向する先住民の抗議行動などが発端となった暴動を巡って、仏政府がアゼルバイジャンの干渉を示唆したことについて、マムマドフ氏は「完全に不当だ」と反発した。ただ、「フランスは先住民の声を真剣に聞くべきだ」とも強調した。

 11月の米大統領選で返り咲く可能性があるトランプ前大統領については、20年に起きたアゼルバイジャンとアルメニアの軍事衝突の際に仲介を試みたことを指摘。「トランプ前政権とは安定した関係を築いていた」と述べるにとどめた。