イラン大統領の棺、テヘランに到着 あす埋葬

AI要約

イランのライシ大統領のヘリコプター墜落での死亡に関する報道。

遺体がテヘランに到着し、葬儀が始まる予定。

ヘリ同乗者の葬儀がタブリーズで行われ、マシュハドでの埋葬が予定されている。

イラン大統領の棺、テヘランに到着 あす埋葬

(CNN) ヘリコプターの墜落で死亡したイランのライシ大統領の遺体が21日、首都テヘランに到着した。葬儀が数日にわたり営まれる予定。国営イラン通信(IRNA)が伝えた。

同通信の映像には、ライシ氏の遺体が収められた棺(ひつぎ)を乗せた大統領機がテヘランのメヘラバード空港に到着する様子が映っている。政府や軍の関係者が赤いじゅうたんの上に整列して棺を出迎えた。棺が護衛隊によって運ばれる中、人目はばからず涙を流す姿が多く見られた。

同通信の写真には、大統領機の座席に黒い布がかけられ、その上にライシ氏の写真が置かれているものもあった。

遺体のテヘラン移送の前には、ライシ氏や共に亡くなったアブドラヒアン外相らヘリ同乗者の葬儀が北西部の東アゼルバイジャン州の州都タブリーズで始まった。黒い衣服に身を包んだ群衆が雨の中、広場や周辺の通りを埋めた。

写真にはライシ氏らの棺を乗せた、花と国旗で覆われた大型トラックが群衆の中を進む様子が写っている。

バヒディ内相はタブリーズで演説し、パレスチナ自治区ガザ地区での戦争に言及しつつ、ライシ氏とアブドラヒアン氏が「勇ましい奉仕と外交の模範を示した」とたたえた。

同通信が報じたところによると、バヒディ氏は「ガザを擁護したライシ氏の心温まる演説は忘れられない」などと述べたという。

ライシ氏の遺体は23日夜にマシュハドに埋葬される予定。

ライシ氏らは19日、搭乗していたヘリが東アゼルバイジャン州の山中に墜落して死亡した。