中国、台湾就任式出席で抗議 日韓英議員に「断固反対」を表明

AI要約

中国政府は、日本と韓国、英国の議員が台湾で頼清徳総統の就任式に出席したことに抗議し、一つの中国原則に違反したと非難した。

日本からは30人の議員が出席し、中国大使館はそれを中国の内政への干渉として批判した。

中国大使館は、台湾独立勢力を後押ししてはならないと警告し、中国統一の歴史の大勢を変えることはできないと主張した。

 【北京共同】中国政府は21日、日本と韓国、英国の議員が台湾で20日に頼清徳総統の就任式に出席したことに「断固反対」を表明し、抗議したと明らかにした。中台を不可分の領土とする「一つの中国」原則に違反し「台湾に誤ったシグナルを送った」と非難した。

 日本からは超党派の議員連盟「日華議員懇談会」の約30人が出席。在日本中国大使館は報道官談話で林芳正官房長官が頼氏に祝意を表したことも含め「中国内政への粗暴な干渉だ」と反発した。

 在韓国中国大使館の報道官談話は「台湾独立勢力を後押ししてはならない」と念を押した。在英国中国大使館は「中国統一という歴史の大勢を変えることはできない」と主張した。