共和知事がトランプ氏を異例批判 「ペット食べる」発言巡り

AI要約

米オハイオ州のデワイン知事(共和党)が、同州で暮らすハイチからの移民を蔑視する共和党のトランプ前大統領らを批判し、根拠のない主張に対抗する姿勢を示した。

トランプ氏やバンス上院議員が移民に関する虚偽の発言を行い、爆弾予告が相次ぐ中、デワイン知事はハイチからの移民の貢献を強調し、市の経済復興に貢献していることを説明した。

デワイン知事の異例の発言は、移民に対する偏見と差別を否定し、移民が合法的に生活し、仕事に就いていることを強調するものである。

 【ワシントン共同】米オハイオ州のデワイン知事(共和党)は20日付のNYタイムズ紙電子版への寄稿で、同州で暮らすハイチからの移民が「ペットを食べている」と主張する共和党のトランプ前大統領らを批判した。同党の知事としては異例。「根拠のない主張を繰り返し、合法的に生活する移民を蔑視するのは悲しい」と訴えた。

 トランプ氏や共和党副大統領候補でオハイオ州選出のバンス上院議員が、同州スプリングフィールド市の移民に関する虚偽の発言を拡散して以降、爆弾予告などが相次いでいる。

 デワイン氏は、衰退した市の経済が最近盛り返した要因の一つは、過去3年間にハイチからの移民が仕事に就いてくれたことだと説明した。